肺がん治療 20 肺がんの特徴

肺がん治療 20 肺がんの特徴

九州大学の呼吸器科の肺がん研究室の高山といいます。今日は、肺がんの診断について、少しお話をさせていただきたいと思います。肺がんの患者さんの、肺がんの患者さんが、どういう状況でお越しになるか、または肺がんの患者さんがどういう特徴をもっておられるかということを、最初に少しお話したいと思います。

これについては様々な、日本のたくさんの施設から、いろんなデータが出されていますし、我々も九州大学のデータを持っていますので、そういうのを一緒に見ながら、お話をしようと思います。まずわれわれのデータからお話しさせて頂きますけれども、過去22年間に、九大病院の呼吸器科を受診された肺がんの患者さんが、どういった方が受診されたかということを少しお話しようと思います。

スライドにはまず、患者さんの年齢の分布をお示ししています。一般的にがん年齢と呼ばれるのは、大体40代から上です。40歳以上になると、からだのどこかにがんができる可能性がありますということで、がん年齢とよく言われるのですが、肺がんの場合は、実際にはもう少し上になります。スライドに示しますように、最も多くの患者さんが含まれる年代というのが、70代、60代といった方です。年齢の中央値を見てみると、この10年間では、68才になっています。さらにその前の10年間を見てみると、66歳でしたので、年齢は少し上がっている傾向にあります。これは日本人の人口構成がどうしても年寄りがだんだん増えてきている、高齢者が増えてきているという現状を表していると考えていますが、いずれにしても肺がんが、比較的高齢の方に多くみられるがんであるということに依然として変わりがない状況になっています。

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