肺がん治療 22 肺がん 患者さんが病院に来るきっかけ

肺がん治療 22 肺がん患者さんが病院に来るきっかけ

次に患者さんがどのような動機、つまり病院に来るきっかけですね、どういうことをきっかけに病院におこしになるかということを、スライドに示しています。約全体の3分の2の方は自覚症状があって、何らかの症状があって病院に来ると病院にきたかたが、約全体の3分の2。残りの3分の1は偶然いろんな検査で、がんの存在が疑われてやってきたといわれるかたになります。どういう症状があってがんの疑いがあるということでお越しになったかというと、1番多いのは、やっぱりせきとかたんですね。いわゆる一般的な気管支の症状ということになります。ただ、肺がんに特有の症状があるかというと、けっしてそういうことはありません。症状だけをみるとたとえば風邪をひいたときの咳、あるいは気管支炎になった時の咳となんら変わることはないんですね。ですからせきとか、たんの症状だけで、がんの疑いがあるということはできないんですけど、他の良性疾患に比べて、比較的、がんに特有ということはありませんけど、肺がんの患者さんに多くみられるのは、こういう症状が長引くということですね。ですから少なくとも2週間以上、せきやたんといった症状が続く場合は、がんのことも念頭に、やはり早めに受診される事をお勧めします。

それからあと他にはですね、もちろん胸が痛くなったり、あるいはタンに血が混じったり、あるいは熱が出たり、あるいは、全身倦怠感が起こったり、いろんな様々な症状が出てきます。がんの場合は、どのタイプのがんもそうなんですが、転移ということを起こします。ですから肺がんの場合は、肺からでてきた腫瘍であっても、肺以外の場所に転移するということがあるんですね。そういう時は、転移した先の症状が出てきます。例えば頭に転移した時は、頭痛。あるいは吐き気などの症状が出る事もありますし、骨に転移した場合は、転移した場所の痛みが出てくることが多いです。ですから様々な症状が、体のいろんな所に出てくる可能性がありますので、肺以外の症状だからといって、けして肺がんじゃないということはできません。どのような症状でも、2週間以上、よくなることはない、だんだん悪くなっていくような、そういう症状が続く場合には、必ず、病院を受診することをお勧めします。

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