肺がん治療 24  肺がんの可能性があるといわれたら1

肺がん治療 24 肺がんの可能性があると言われたら①

それでは次に具体的に肺がんの疑いが強いということで、もっと本当にこれが肺がんかどうか、精密検査で確かめてみましょうと、いうようなことになった場合に、どうしていくかということを話していきたいと思います。その前に、前置きとして、肺の構造のことを、わかっておいて頂けると、そのあとの話が理解しやすいと思います。

肺というのはよく風船に例えられます。ただしこの風船というのは1個の風船、1つの風船で肺という臓器が、代表されるわけではなくて、いくつかの風船が寄り集まって肺という臓器を作っていると、考えてもらった方がより正確かと思います。例えば人間の肺の場合、右の肺の場合3つの風船が寄り集まって、1つの肺を作っていますし、左の肺は、2つの風船が寄り集まって1つの肺を作っています。そうやっていくつかの風船が集まっていると、そういうイメージの方が、わかりやすいかと思います。もちろん空気を吸いこんで、肺の中に新しい空気が入ってきて、そこで、酸素を取り込んで、二酸化炭素を出す。いわゆるガス交換というのが行われるんですけれども、それが、風船がうまく風船が膨らんだり縮んだりと、いうことを繰り返しながら、ガス交換を行っているわけです。そこの肺のいちばん奥まで、空気を導いていくまでの、導管、つまり空気が流れるルートですね、それを気管とか気管支と呼んでいます。

気管の場合には、口からもちろん鼻から吸い込んだ空気が気管を通って、右の肺、左の肺に分かれながら、奥の方にどんどん空気が入っていくわけですけども、気管支は奥の方に行けばいくほど、細くなっていきます。スライドに示している通り、一番大元の気管から大体20回くらい枝分かれして、肺の1番端っこ、肺の1番末梢の方に、空気が到達するようになっています。枝分かれするたびに気管支は細くなっていきます。

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